平成30年度事業報告
本年度は基本的には従来の方針を継承して運営し、大きな課題は発生していないと認識しています。
また、昨年5月に改正した規約にもとづき、個人情報取扱規程を運用し、個人情報を保護しつつ町内会活動や災害時の助け合いの行動をスムーズに行える環境を整えてきました。
災害時の高齢者を含む災害弱者への対応策の具体化を進めるために、日頃からの隣近所とのふれあいが行われているごみグループを中心に実現する啓発活動を実施してきました。
本年度の特記事項
1.町内会館建替のための借入金の完済
町内会館建替のため、かながわ信用金庫から2,200万円を15年返済で借入し、毎月返済してきましたが、平成30年度末で残額を一括返済し完済しました。平成26年度から借入金返済のための特別徴収として、毎月100円の負担をお願いしていましたが、完済に伴い平成30年度末をもって特別徴収を終了します。会員に負担して 頂いた特別徴収と町内会の各種経費節約により早期返済が実現できました。
2.防犯活動で神奈川県警察からの表彰受賞2件
5月 防犯功労で「神奈川県警察本部長表彰」の「楯」を受賞
9月 地域安全活動で「神奈川県防犯協会連合会会長・神奈川県警察本部長連名感謝状」を受賞これらは 町内あげてのこれまでの防犯・安心・安全活動に対する評価であり、皆様のご尽力に感謝いたします。
3.異常天候による粟田まつり実施方法の大幅変更
猛暑のため、山車・御輿の町内巡行を中止するとともに、台風によりまつり2日目(7月28日)を中止し、台風対策を実施しました。
4.粟田町内会発足50周年記念誌発行編集委員会発足
2020年1月に町内会発足50周年を迎えるにあたり、記念誌を発行するため編集委員会を立ち上げました。
継続事業
1.高齢者・子ども・子育て世代支援への取り組み
日常生活において安心で住みやすい町を目指し、町内各団体の協力を得ながら、「高齢者・子ども・子育て世代支援」がふれあえ、助け合える機会・場を提供する活動を推進します。
粟田まつりでは、上記大幅変更があったものの目的は達成できました。餅つき大会では子ども専用の臼を 用意し、自由に楽しめるようにしました。
小学校入学時の祝い金を新設しました。
2.町内会未加入者ゼロへの取り組み
今年度も町内会未加入者への加入勧誘を継続して実施し、新たに居住する世帯の加入率を100%とするため今年度も積極的に勧誘活動を実施していきます。
新たな転入世帯の加入率は100%であったが、従来からの未加入世帯の加入率は目標の10%に対して2.3%でした。
3.町内会運営の効率化と経費節減
パソコンや携帯の電子メール活用による連絡の迅速化、会議の効率化と開催回数の減少、ペーパーレス化を目指します。
パソコン教室を開催し普及啓発を支援するものの、参加者は固定しつつあり電子メール利用者数は伸び悩んでおり、一層の努力が必要です。
前述のように、各種経費節減により会館新築費用の繰り上げ返済ができました。
課題推進事項
1.積極的な広報活動の実施
町内活性化のため会員、同好会、商店などの協力を得て実施する定期的なイベントや季節毎の行事への参加を呼びかける広報活動を強化すると共に、粟田だよりを活用して会員同士の意見交換や隣近所の楽しいニュースなど会員相互の絆を深める方策を検討します。
粟田だよりの紙面を、見出しを大きくし会員の興味がある記事を1面に集めて読みやすくしました。
2.町内会役員の世代交代と業務の継承の円滑化
当町内会の運営が良好に行えた要因は役員の任期が長期に亘ったことが大きいと考えられますが、一方で世代交代が滞り、次期役員が育たないとの指摘もあります。また、社会の現状として高齢者の就労が多くなっており、町内会役員との両立が図れるように役員業務の軽減を考える必要があります。適任者について広く意見・推薦を受付け、交代役員の確保に努め、将来にわたる粟田町内の住環境の維持と福祉向上及び明るい町づくりを目指します。
本年度末で個人的な事情で退任する特命理事の後任選出に当たっても就労しながら町内会役員をできる環境の実現が必要であることが判明しました。
2019年度町内会運営基本方針
これまで住みやすく安全・安心な町を目指して基本的には従来の方針に基づき運営し、大きく改善を要するような課題は見つからなかったものの、本年度は全役員3年任期の最終年度に当たるため、経年に伴う変化への対応を実施します。
今年度からの新たな実施事項
1.町内会館建替借入金返済完了に伴う特別徴収の終了
平成30年度末をもって会館建替借入金の返済も完了したことから、借入金返済のための特別徴収(毎月100円)を終了します。また、これまで各関連団体等への補助金の減額にご協力頂いていましたが、これを元に戻します。
2.町内会費(月額)の値下げ
平成7年度より防災資器材整備資金等の目的で、町内会費を300円から400円に値上げしていました。その後、当初の目的を達成した後も会館建替費用の積立金に当てるため400円を継続してきましたが、町内会館の建替も果たせたことから、2019年度からは町内会費を100円値下げし300円とします。従って、2019年度より特別徴収終了と併せて200円の値下げとします。
今後とも、会費の値下げを目指しますが、臨時の出費が必要な時は再度の特別徴収をお願いする場合もありますので、その際はご協力をお願いします。
3.高齢者・子ども・子育て世代支援への新たな取り組み
社会の高齢化で、行政も健康寿命を延ばすためには生き甲斐と主に地域でのふれあい・助け合いが必須であるとして、町内会・自治会が積極的に関与することを期待しています。
当町内は高齢化の進捗が著しく、それへの対応が急務となっています。本年度から町内にとどまらず近隣の地域(粟田小学校区、北下浦地域など)との連携や交流の機会を捉え、会員が参加しやすいイベントに取り組んでいきます。これまでも継続事業として「高齢者・子ども・子育て世代支援」に取り組んできましたが、下記の3つの事業はこれまで有志主体で実施してきたものを本年度から各世代が参加出来る機会を増やすことを目指して、町内会事業として新たに取り組みます。なお、当面は町内会三役・特命以上が中心となり各団体の有志の協力を得て実施します。
(1)町内餅つき大会
町内会および各種団体の有志により年末餅つき大会を実施して会員相互の親睦を図ります。特に高齢者と若年世代・子どもとの触れ合いに留意します。
(2)北下浦納涼ふるさとまつり
粟田町内会が所属している行政区の北下浦地域運営協議会が協賛して実施している北下浦納涼ふるさとまつりにはこれまで地理的に不便なこともあり、有志のみで協力していたが、今後北下浦地域でのふれあい・助け合いに積極的に参加・推進することが望ましいので、町内会事業として取り組みます。
(3)健民運動会
粟田小学校区の体育振興会が主催する健民運動会は粟田町内会・ハイランド2・3丁目自治会の幼児から高齢者までの地域住民が参加し、世代間・近隣地域間の親睦を図るのに有効であるので、町内会事業として取り組むこととします。
今年度以降廃止する事業
日帰りバス旅行の廃止
町内会員を対象に厚生部が実施していた日帰りバス旅行は ①新たな行き先が殆ど無くなった。
②参加者は団体での参加が殆どで、会員個別での参加者は数名である、③参加者数が減少しており募集に苦労していることから今年度以降廃止します。
継続事業
1.町内会未加入者ゼロへの取り組み
今年度も町内会未加入者への加入勧誘を継続して実施し、新たに居住する世帯の加入率を100%とするため、今年度も積極的に勧誘活動を実施していきます。
2.町内会運営の効率化と経費節減
パソコンや携帯の電子メール活用による連絡の迅速化、会議の効率化と開催回数の減少、ペーパーレス化を目指します。
課題推進事項
1.町内会長・監事の改選
任期満了に伴う会長・監事の改選を来年に控え、候補者の推薦、会長推薦の特命理事等の候補者を選出する必要があります。一方社会の現状として高齢者の就労が多くなっており、町内会役員との両立が図れるように役員業務の軽減を考える必要があります。将来にわたる粟田町内の住環境の維持と福祉向上及び明るい町づくりを目指すため、適任者について広く意見・推薦を受付け、交代役員の確保に努めますので、ご協力をお願いします。
2.町内会各部担当業務の見直し
日帰りバス旅行廃止と3つの新たな実施事業に伴い、町内会各部担当業務量のバランスを考慮した見直しを実施します。
3.積極的な広報活動の実施
町内活性化のため会員、同好会、商店などの協力を得て実施する定期的なイベントや季節毎の行事への参加を呼びかける広報活動を強化するとともに、粟田だよりを活用して会員同士の意見交換や隣近所の楽しいニュースなど会員相互の絆を深める方策を検討します。