平成28年度事業報告
平成28年度の町内会運営基本方針に基づく取り組みとして、会長以下指名役員の任期最終年度にあたり、6年間に実施してきた事業計画の実施結果を踏まえて、町内会組織としての成果と現況について申し述べます。
継続事業
1.高齢者・子ども・子育て世代支援への取り組み
日常生活において安心で住み易い町を目指し、町内各団体の協力を得ながら、「高齢者・子ども・子育て世代支援」に 対する取り組みの定着化に向けた活動を推進する。
高齢者・子ども・子育て世代支援については、緑会・子ども会の協力を得て、それぞれの組織とともに前向きに行動し て参りました。また町内会としても餅つき大会や七夕飾り・ウォークラリー等を実施し、取り組みの定着化に努めて参り ました。今日においては、ますます元気になる町内の皆さんが、町内会活動やボランティア精神をもって積極的に参加 している姿を見て、安心しています。
また、子ども達も公園で仲良く元気に遊んでいる姿が見られます。更に、公園や道路でのごみ等に対する美化意識も 高くなり、礼儀正しい自覚ある行動を見て安心しています。これは大人たちの愛情ある指導の賜物であります。
一方、高齢者への取り組みの一環として、昨年に引き続き町内4か所において、毎朝ラジオ体操を継続実施していま す。特に高齢者向けに認知症予防のためのコグニサイズ(※)を毎回取り入れ、和気あいあいと参加者相互のコミュニ ケーションの採れた楽しい雰囲気で実施しています。参加者数は平均して毎日100名超となっています。(※:認知と運動の造語)
今まで取り組んできた諸活動により、高齢者や子ども達の町内会活動に参加する姿はこれからも更に増えると確信しています。
2.町内会未加入者ゼロへの取り組み強化
今年度も町内会未加入者への加入勧誘を継続して実施し、町内で生活するうえでの諸問題を解決するために、相応 の負担と分担を求めていきます。
新たに居住する世帯の加入率を100%とするため、今年度も積極的に勧誘活動を実施していきます。
「粟田だより」を毎月未加入者宅にも配付し、未加入者に対して町内会組織の必要性を知らせてきました。具体的な成 果としては、各理事の努力により、以前80余世帯有った未加入者は40余世帯に減少し、「粟田の町に住んで居て良かった」と言える近隣同士の絆を高めることが出来ました。
課題推進事項
1.町内会組織を維持するための広報活動の実施
町内会を初めとする各団体とも、次期役員の選出に苦労し存続が危ぶまれていることから
町内会等で活動する役員の働きにより、町内の良質な住環境が維持されていることをPRし、町内会等の運営に関する 参加意識を高めていきます。
「粟田だより」を通して「町内会の組織としての働き」等と題した「シリーズ①~⑧」を、町内の皆さん に町内会の働き や 役割を知ってもらうことを目的に連載したことで、お互いに助け合って生活する考 えが芽生えつつあると感じています。
2.会長改選に伴う次年度会長の選任
町内会役員の引き受け手が無い状況が続く中で、29年度の新たな町内会長の選任については更に困難な状況にあ ることから、町内会等の役員経験者の中から適任者を選出すべく広く意見・推薦を受付け、新体制の確保に努めていきます。
役員の改選に対する関心は誰も同じで、より良い町づくりのために、時期が来れば会員の皆さんは真剣に受け止め てくれます。「町を愛する気持ち」「俺がやってやるよ」と、心の優しい人は町内に必ずいます。
今改選における新体制の確保については、町内会役員の引き受け手が無い状況が続く中で、29年度の新たな町内会 役員の選任においても大きな困難を伴いましたが、役員選考委員会メンバーの努力により会長を始めとする全役員の 選任が出来ました。
次年度以降は、新会長を中心として「仲良く・楽しく」町内会運営がスムーズに出来ると確信しています。