第46回通常総会会長報告
平成27年度度事業報告
平成27年度の町内会運営基本方針に基づく取り組みとして、「地域社会の福祉向上と明るい町づくり」に町内の皆さん
とともに活動してまいりました。その重点推進事項として掲げた2項目の成果と現況について申し述べます。
重点推進事項
1.高齢者・子育て世代支援への取り組み
日常生活において安心で住み易い町を目指して、町内各団体の協力を得ながら、「高齢者・子育て世代支援」
に対する取り組みを検討する。
今年度は、高齢者・子ども・子育て世代の区別なく、会員が共に集い世代間の交流を図ることを目指し活動した。
(1) 学校の夏休み期間中に行ったラジオ体操のイベント化を見据えた取り組みを行い参加者の増加に繋げた。
具体的には1丁目第3公園、2丁目第3公園において高齢者の健康保持と近隣との交流の場として毎日ラジオ
体操を実施している。
(2) 世代ごとに実施している各団体の行事に世代間の垣根を取り払い、どの世代も参加できる行事として、ウォー
クラリー、餅つき大会を実施した。
2.町内会未加入者ゼロへの取り組み強化
今年度も引続き町内会未加入者への加入勧誘を積極的に実施し、粟田町内に居住する全世帯が一体となり町内会
を形成し、諸問題の解決に向け相応の負担と分担に努める。また、近隣住民が挨拶や会話により気軽にコミュニケー
ションを取ることで、仲間としての意識を向上させることで住民全員が「粟田の町に住んで良かった」と言える環境を
目指す。
町内会未加入者ゼロへの取り組みは、今年度の入会達成目標を未加入者の20%と定め、区ごとに各理事が主体と
なって年間を通じて実施した。
今年度の成果は、未加入65世帯に対し入会は7世帯で目標の20%に対し11%の達成率であった。
これは、未加入者が役員の訪問に容易に応じないこと、隣近所等との交流がなく町内会加入の必要性を理解しようと
しないこと等が加入勧誘の困難な主な原因である。しかしながら、今年度は理事の熱心な勧誘により、区内未加入者
を殆んど加入させた事例もあった。
理事が未加入者とコミュニケーションをとり、入会の必要性を理解してもらうには時間を要することから勧誘活動を
次年度も継続する必要がある。
課題推進事項
1.婦人部組織体制の見直し
婦人部要員の高齢化に伴い部員選任に困難があることから、時代に合せて業務内容の見直しを行うとともに適正な
部員数の見直しを図るため委員会を設置し、28年度実施に向け協議し決定する。
婦人部特命理事経験者、町内会役員の8名で婦人部改革委員会を設置し、婦人部員の削減を主目的として、下記
の事項について協議し、婦人部定例会に諮り承認を得た後、関係箇所との調整を経て27年度部員30名から28年度部
員16名へ変更し、新体制で発足する。
(1) 区により部員引受け回数に差があり不公平感があるため、少数世帯区(6箇所の区)は隔年実施として引き受け
回数の平均化を図った。
(2) 16名体制により一人あたりの業務回数の増加を避けるため、各業務の必要最低人員を明確化するとともに各
業務への関わり度合を見直した。
(3) 婦人部会則を平成28年3月31日付で廃止し、新たに婦人部内規を平成28年4月1日付で制定し施行する。
2. 青少年活動推進の会活動停止に伴う対応
会長以下役員の退任希望者の後任が決まらないことから会の存続が危ぶまれたが、今年度から当分の間、新たな
責任者の下、組織体制及び業務内容の見直しを行うとともに、役員の負担軽減と任期の長期化を防ぐため、町内会組織
との協力体制を構築し活動の継続を目指す。
「青少年活動推進の会」の名称を「元気会」に変更したうえで、町内会役員が業務の一部を補佐し企画立案する役員の
負担軽減を図り、当面は会長及び一部役員の交代のみとし、業務を縮小し旧体制の委員が引き続き活動を継続することと
して、次年度への道筋を付けた。
3. 防犯カメラ設置可否の調査研究
町内の犯罪の抑止を主目的として、防犯カメラ設置のための調査・研究を開始し、将来の設置可否の判断に向けた準備
を進める。
防犯カメラ設置に向けて横須賀市、業者、設置済み町内会等への聞取り調査を行った結果、町内に入る道路8箇所に
カメラを設置したとき、横須賀市から90%の補助金を受け町内会負担は約50万円で設置可能となるが、維持管理費として
毎年50万円程の費用が発生する。
町内の治安の現状を考えたとき、防犯活動が活発に行われ犯罪発生率が低いことから、費用対効果に照らし当面は
設置を見送るが、今後の技術進歩による維持管理費の低減を見据えて、将来の設置に向けた調査を適宜実施して行く。
平成28年度事業計画
平成28年度町内会運営基本方針
平成28年度は、会長以下三役、特命理事及び防災部長の任期最終年度であり、平成22年度以降6年間に実施してきた事業
計画の実施結果を踏まえて、未達成の事業の更なる取り組みと、町内会組織として抱える課題を解決すべく努めます。
今年度も町内会組織としての基本事業に加え、任期期間中の継続事業である町内活性化のための諸事業を継続して実施
するとともに、町内会組織の維持に向けた取り組みを強化し、将来にわたる粟田町内の住環境の維持と福祉向上及び明るい
町づくりに努めます。
継続事業
1.高齢者・子ども・子育て世代支援への取り組み
日常生活において安心で住み易い町を目指し、町内各団体の協力を得ながら、「高齢者・子ども・子育て世代支援」に
対する取り組みの定着化に向けた活動を推進する。
2.町内会未加入者ゼロへの取り組み強化
今年度も町内会未加入者への加入勧誘を継続して実施し、町内で生活するうえでの諸問題を解決するために相応の
負担と分担を求めていきます。
新たに居住する世帯の加入率を100%とするため、今年度も積極的に勧誘活動を実施していきます。
課題推進事項
1.町内会組織を維持するための広報活動の実施
町内会を初めとする各団体とも、次期役員の選出に苦労し存続が危ぶまれていることから、町内会等で活動する役員の
働きにより町内の良質な住環境が維持されていることをPRし、町内会等の運営に関する参加意識を高めていきます。
2.会長改選に伴う次年度会長の選任
町内会役員の引き受け手が無い状況が続く中で、29年度の新たな町内会長の選任については更に困難な状況にある
ことから、町内会等の役員経験者の中から適任者を選出すべく広く意見・推薦を受付け、新体制の確保に努めていきます。