味わう日本酒を求め

 初めに、ある酒蔵主人の言葉を皆さんに紹介します。「酔うため売るための酒でなく味わう酒を求めています、どうかゆっくり飲んでください、ゆっくり楽しんでください。」私はこの言葉が大好きです。
みなさんご存知ですか。日本酒には吟醸酒、純米酒、本醸造酒を特定名称の清酒と言い原料、製法等の違いによって8種類に分類されます。これに属さない日本酒を普通酒と言います(詳細は助け合い粟田ニュース第87号に掲載しています。)

 日本酒は本当に奥が深く、精米歩合(%)、アルコール度、日本酒度(+、-)、酸度等が微妙に絡み合い酒造会社、製法ごと独特な味が生まれます。また日本酒度の甘口(-)、辛口(+)には基準がありますが酒造会社により若干表示が異なります。

 純米大吟醸、大吟醸も精米歩合50%以下で幅が有ります。人気の高い純米大吟醸「久保田」萬寿(新潟)は精米歩合33%です。また、日本で最高の精米歩合と言われるフルーティーで若き女性の香り、甘味を感じる純米大吟醸「獺祭(ダッサイ)」(山口)は23%です。 この獺祭は最近あまりの人気で市販の店頭では中々手に入らないのが現状です。そしてこの「獺祭」は今年4月、安倍首相訪米時、晩餐会の乾杯酒にもなりました。

 また、どんな高級な日本酒でも飲み頃温度があります。熱欄、人肌欄、常温、冷等、温度により酒の美味しさが変わると言われます。特に辛口はあまり冷やしすぎると本来の日本酒の旨味、香りが解らないと言われています。最近、最高クラスの超辛口「刈穂」(秋田)山廃純米原酒超弩級気魄+25 を飲みました。この酒は日本海の荒波に立ち向かう逗しい男船のようです。圧倒的な辛さと、重厚な味わい、力強いキレを感じる生原酒です、でもあまり冷やさないほうが美味しく感じました。
 以前、横浜西口の地酒屋でキンキンに冷えた超辛口「鬼羅」+15((福島)を飲んだことがありました。最初は冷たいのみで美味しいとは感じませんでしたが、しばらく常温に置き冷えが少し戻ったら旨味がわかったのを覚えています。お酒好きなみなさん、温度の変化により様々な顔を見せてくれる日本酒、自分に合った飲み方で楽しく美味しく飲みませんか。  (6区 星野昌道)
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以下は助け合い粟田ニュースに掲載したものです。